春の困りごとと、効いた道具
花粉と寒暖差と、新しい生活。春の困りごとは「持ち込まない」と「切り替える」の2つに分かれます。
3〜5月ごろの話です。
春に出てくる困りごと
花粉で家の中まで落ち着かない

外にいるあいだ、花粉は上着と髪に付きます。そのまま部屋へ入ると、動くたびに落ちて、床に溜まったぶんがまた舞い上がる。窓を閉めていても症状が出るのは、外から持ち込んだぶんが室内で何度も舞い直すからです。

だから手を打つ場所は3つに分かれます。玄関で上着をはたいて外に落とす。すぐ着替えて、部屋に持ち込む量を減らす。それでも舞い上がるぶんを、空気清浄機に吸わせる。どれか1つだけだと残るので、3つ合わせると量がはっきり変わります。
使うのはこのあたり:玄関に置ける空気清浄機、静電気の起きにくい上着、花粉が落ちやすい繊維の寝具カバー
朝晩の寒暖差で体がついていかない

3〜4月は、朝と昼で気温が10度以上ちがう日があります。朝6度、昼18度、夜8度という動き方をする。厚い上着で出れば昼に汗をかき、その汗が夕方に冷えて体温をさらに下げます。薄着で出れば朝と夜に冷える。一日じゅう同じ1枚で合う日は、この時期にはほとんどありません。

だから決めるのは厚さではなく、脱ぎ着できるかどうかです。肌に近い1枚が汗を吸って外へ渡し、中の1枚が空気をためて熱を逃がさない、いちばん外の1枚が風を止める。昼に暑くなったら外の1枚を脱ぎます。選ぶときに見るのは暖かさより、脱いだあとカバンに入る大きさのほうです。
使うのはこのあたり:薄手の羽織もの、たたむと小さくなる上着、温度を保てるタンブラー
新生活で物が片づかない

収納を先に買うと、入れるものの量に合いません。大きすぎた箱は中が空いたまま場所をとり、小さすぎた箱からはあふれたぶんが外に出たままになる。どちらの場合も、余った箱そのものが片づかない物として残ります。入れるものの量は、住みはじめて荷物を全部出すまで分かりません。

順番を変えます。まず物を種類ごとに積んで、高さと幅を測る。次に置く場所の幅・奥行き・高さを測る。その寸法に合うものを買う。高さを変えられる棚や、あとから足せる形のものなら、量が増えたあとも入ります。
使うのはこのあたり:サイズを変えられる収納、すき間に入る棚、衣類の圧縮袋
布団を干したいのに黄砂と花粉が気になる

布団を外に干すと、出ていくのは中の水分で、代わりに花粉と黄砂が繊維に入ります。取り込んだあとは、寝ているあいだずっと顔の近くにある。干して軽くなった感じと、花粉が付いたことは同時に起きています。

外に出さずに、2つに分けます。水分は布団乾燥機の温風で飛ばす。表面に乗ったぶんは、布団用のノズルを付けた掃除機で吸う。順番は温風が先です。温めたあとのほうが、表面に浮いて吸いやすくなります。
使うのはこのあたり:布団乾燥機、布団用の掃除機ノズル、室内干しのスタンド
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