暮らしの知恵ノート

秋の困りごとと、効いた道具

秋は困りごとが見えにくい季節です。乾燥と長雨が、冬の困りごとの準備期間になります。

9〜11月ごろの話です。

このうち9月の朝、のどがイガイガして目が覚めるについては、別の記事で仕組みから書きました。

秋に出てくる困りごと

秋の長雨で洗濯物が乾かない

室内に干した洗濯物から出た水が、部屋の空気にたまっていく図

洗濯物から出た水は、部屋の空気が受け取ります。外へ出ていくわけではないので、干している時間が長いほど部屋の湿度が上がり、次に干したものはもっと乾かなくなる。しかも秋は気温が低いぶん、空気が受け取れる量そのものが夏より小さくなっています。

除湿機が洗濯物から出た水をタンクに受け取り、部屋の湿度が上がらない図

風を当てる道具と、水を受け取る道具は役目が違います。サーキュレーターは洗濯物のまわりの空気を入れ替えるだけで、出た水は部屋に残る。除湿機はその水をタンクに受け取るので、湿度が上がっていきません。衣類乾燥のモードがあるものは、風と除湿の両方を1台でやります。

使うのはこのあたり:衣類乾燥除湿機、部屋干し用のスタンド、サーキュレーター

衣替えで虫食いが出る

汚れが残った服には穴があき、洗ってからしまった服には穴があかないことを比べた図

虫が食べているのは繊維そのものではなく、繊維に残った皮脂や汗、食べこぼしです。だから穴があくのは、汚れが付いていたところ。同じ箱に入れても、洗ってからしまった服のほうが食われにくくなります。

防虫剤を下に置くと上の服に届かず、上に置くと全体に行きわたることを比べた図

防虫剤は服の上に置きます。成分は空気より重いので、置いた場所から下へ降りていく。下に置くと、上のほうの服には届きません。密閉できる箱なら成分が外へ逃げにくいので、同じ1個でも長くもちます。

使うのはこのあたり:防虫剤、圧縮袋、密閉できる衣装ケース

肌と喉が乾きはじめる

8月・9月・10月のコップの大きさが小さくなり、湿度の%は同じでも中の水が19g・16g・11gへ減る図

湿度の%はほとんど変わらないのに、空気の中の水は減っていきます。%は「その気温で入る限界に対して、いま何割入っているか」なので、気温が下がると限界そのものが小さくなる。同じ7割でも、8月は19グラム、10月は11グラムです。数字を見ていると気づきにくい減り方をします。

床に直置き・窓ぎわ・部屋の中ほどで台の上、の3つの置き方を比べた図

加湿器は置いた場所で結果が変わります。床に直接置くと下のほうだけ湿り、窓ぎわに置くと出した水蒸気が窓で水滴に戻る。部屋の中ほどで、台の上など床から少し上げたところに置くと、部屋の空気にまざってから広がります。選ぶときは容量より、手入れの回数を見てください。中に残った水は毎日替えないと菌が増えます。

使うのはこのあたり:手入れのしやすい加湿器、室温と湿度が見える計、置き台

秋に家電を買おうとすると品薄

9月から1月までの、店にある数と探す人の数の折れ線。山の位置が2か月ずれている

暖房の家電は、寒くなる前に売り場ができて、寒くなると減ります。探す人が増えるのは12月ごろ。店にある数がいちばん多いのは、まだ寒くない10月ごろです。この2つがずれているので、寒くなってから探すと選べる数が少なくなります。

だから見るのは気温ではなく、売り場の動きです。10月に入ったら、翌シーズンに使うものを1つずつ決めていく。型落ちが値下がりするのもこの時期です。寒くなってから探すと、残っているものから選ぶことになります。

使うのはこのあたり:暖房器具、こたつ、電気毛布

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仕組みからくわしく

上の表で足りないとき用です。なぜそうなるのか、どこで選び分けるかまで書いています。

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