肌悩みべつ、選び方の地図
悩みごとに、いま肌で何が起きているかと、化粧品・医薬部外品・医薬品のパッケージに書ける効能の違いをまとめました。同じ名前の悩みでも、原因が違えば使うものが変わります。
- 毛穴毛穴に使うものは、詰まりと黒ずみなら洗顔料やクレンジングから選びます。開きなら化粧水や美容液です。サリチル酸やナイアシンアミド(ビタミンB3の仲間)がどちら向きの成分かと、箱に書ける効能も、化粧品と医薬部外品に分けてまとめました。
- シミ・そばかすシミ・そばかすに使う美容液は、箱に「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」と書いてある医薬部外品から選びます。いま顔にあるシミを薄くする、と箱に書ける化粧品・医薬部外品はありません。気になるシミがあるときは、皮膚科で相談してから決めます。
- シワ読み終わると、いまのシワが乾燥による小ジワか、真顔でも残る深いシワかを、鏡の前で見分けられます。塗って届く範囲と、塗っても届かない範囲も分かります。
- くすみくすみに使うものは、原因で選び分けます。血のめぐりか古い角質(はがれ落ちずに残った肌の表面の細胞)を疑うなら洗顔料、糖化を疑うなら美容液です。糖化とは、余った糖がたんぱく質とくっついて、肌に黄色っぽい色がつくことです。箱に書ける効能の違いと、答えが出るまでの日数が短い順に試す理由もまとめました。
- ニキビ読み終わると、いまのニキビが4つの段階のどこにいるかが分かります。箱に「ニキビを防ぐ」と書いてある1本を使う時期と、皮膚科へ行く時期を、自分で決められます。
- たるみ読み終わると、顔を支えているのが皮膚の弾力・皮下脂肪・骨の3つだと分かります。化粧品を塗って手が届くのは、そのうち皮膚の弾力だけです。
- 乾燥乾燥肌の化粧水は、水を足すだけのものより、成分表示にセラミド(水をつかんで離さない脂)と書いてあるものを選びます。顔がつっぱるだけなら化粧品の棚で足り、粉をふく・ひび割れているなら塗り薬の棚へ移ります。化粧水のほかに何を買い足すかも決まります。
- 赤み・酒さ読み終わると、頬の赤みが一時的なものか、数週間続いているものかが分かります。そのうえで、いま使っている化粧品を替えるのが先か、皮膚科で見てもらうのが先かが決まります。
- テカリ・皮脂読み終わると、いまのテカリが皮脂の出しすぎなのか、落としすぎの反動なのかが分かります。洗う回数を増やす以外の手も見つかります。
- 目の下のクマ目の下に塗るものは、クマの種類で選び分けます。茶クマなら、箱に「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」と書いてある医薬部外品です。黒クマなら、箱に「うるおいを与える、ハリを与える」と書いてある化粧品です。青クマは、塗るものより温めることと睡眠が先です。
- 肌あれ読み終わると、いつもの化粧水が急にしみるときは、先に肌の側を疑えばよいと分かります。荒れている間にやめる化粧品も決まります。
- かかと・ひじのガサガサ読み終わると、かかとの角層(肌のいちばん外側にある、はがれ落ちる手前の細胞の層)が顔よりずっと厚いことが分かります。顔用の乳液では届かないわけと、選ぶ尿素の濃さも分かります。
- 日焼け・UV対策日焼け止めは、SPFの数字とPAの+の数が、両方とも箱に出ているものから選びます。屋内で過ごす日はSPF20〜30・PA++、外を歩く日はSPF30〜50・PA+++、海や炎天下ならSPF50・PA++++が目安です。SPFとPAが防ぐ相手の違いと、1回に塗る量もまとめました。
読みもの
- 冬の紫外線と雪焼け|雪の照り返しと標高で強まる理由と雪目の目安冬の紫外線は、平地の数字では「弱い」に入ります。それでも雪焼けが起きるのは、雪の照り返しと標高の分が足されるからです。下から届く紫外線で焼けやすい場所、スキー場と雪かきで選ぶSPF・PA、雪目で眼科へ行く目安まで。
- 唇の皮むけ・乾燥の原因と見分け方|割れた唇に薬用リップを使わない理由唇の皮むけ・乾燥は、皮脂腺のない唇から水分が逃げて起きます。なめる・皮をむく癖で長引き、割れた唇には薬用リップではなく医薬品の棚へ。口角の切れや水ぶくれとの見分け方、皮膚科へ行く目安まで。
- まぶたのかさつき・赤み・かゆみの原因と見分け方|目薬やネイルのかぶれもまぶたのかさつき・赤み・かゆみは、乾燥のほかに、目薬やマニキュア、シャンプーのかぶれでも起きます。赤みが出た場所で原因をしぼる方法と、目のまわりに使えない市販の塗り薬の見分け方、眼科と皮膚科の分け方まで。
- ささくれの原因と見分け方|甘皮を切らない理由と爪囲炎のサインささくれは、水仕事や乾燥で爪のまわりの皮膚が裂けてできます。引っ張ってむく、甘皮を切る、深爪は悪化のもとです。赤く腫れて痛む、膿がたまるなら爪囲炎のサイン。皮膚科へ行く目安と、ネイルオイルの箱の見方まで。
- しもやけの原因と見分け方|真冬より晩秋と春先に多い理由と皮膚科の目安しもやけの原因は、寒さの強さより1日の気温差と、汗や水でぬれたままの手足です。真冬より晩秋と春先に多い理由、あかぎれ・凍傷との見分け方、皮膚科へ行く目安、箱の区分ごとの選び方まで。
- すねの粉ふき・かゆみの原因と見分け方|温まるとかゆくなる理由すねの粉ふき・かゆみは、皮脂が減った肌がお湯とこすれでさらに乾いて起きます。温まるとかゆくなる理由と、粉だけ・赤くひび割れる・何も出ていないの見分け方、塗り薬の箱の効能、皮膚科へ行く目安まで。
- 頭皮のかゆみ・フケの原因と見分け方|フケの種類で洗う回数は逆頭皮のかゆみとフケは、乾いたフケか脂っぽいフケかで原因が違い、洗う回数の正解も逆になります。見た目での見分け方、脂漏性皮膚炎との関係、化粧品・薬用・医薬品の箱の言葉、皮膚科へ行く目安まで。
- 手荒れ・あかぎれの原因と見分け方|消毒液がしみる指に尿素を塗らない理由手荒れ・あかぎれは、洗剤とお湯で手の表面の脂が落ち、寒さで乾くと起きます。アルコール消毒がしみる指は割れ目が開いているしるしで、尿素のクリームは使えません。手湿疹との見分け方、箱の区分ごとの選び方、皮膚科へ行く目安まで。
- 夏が終わってシミが濃く見える理由|早めに皮膚科へ行く目印まで夏が終わってシミが濃くなった・増えた気がするのは、夏に浴びた紫外線のメラニンが数週間から数か月残るからです。肝斑を疑う広がり方と、早めに皮膚科へ行く目印、秋にやりがちな3つまで。
- 秋の肌あれで化粧水がしみるとき、敏感肌用に買い替える前に容器の裏を読むいつもの化粧水が急にしみる・ひりひりするなら、先に疑うのは化粧水より肌のほうです。しみている間に買い替えた化粧水も、しみることがあります。容器の裏の注意書きどおりにいったん止め、塗るものを減らし、しみなくなってから選び直します。
- 顔の赤みは寒暖差のせい?朝に頬が赤い日を2週間数えて、化粧水か皮膚科かを決めます暖房の部屋で頬が赤くなる人へ。朝起きてすぐの鏡で頬が赤かった日を2週間数えます。8日以上なら化粧品を替える前に皮膚科、7日以下ならきっかけを1つずつ減らして化粧水を選び直します。
- 目の下のクマの見分け方|青・茶・黒の3種類を鏡の前の2つの動作で目の下のクマは、青・茶・黒の3種類で、暗く見える深さが別です。下まぶたを指で軽く引く、顔を上に向ける。鏡の前の2つの動作での見分け方と、1つに決められないときの待ち方まで。
- 目もとの小じわは、乾燥のものかどうかで買う棚が変わります目のまわりの皮膚は顔でいちばん薄く、まばたきのたびに折れています。乾燥による小じわと、たるみでできた線を鏡の前で見分ける方法、箱に書ける言葉の違い、目もと用と顔用の選び分けまで。
- かかとのガサガサに顔用のクリームが届かない理由かかとのガサガサを厚くしている大もとは、歩くたびの体重と靴のこすれです。顔用のクリームが届かない理由と、硬いだけ・粉をふく・割れているの見分け方、尿素とヘパリン類似物質の選び分けまで。
- 9月に増える大人ニキビ。毛穴をふさぐのは皮脂ではなく、はがれ落ちなかった角質です大人のニキビは、乾燥ではがれ落ちにくくなった角質が毛穴の出口をふさぐところから始まります。詰まる・たまる・菌が増える・炎症の4段階と、段階ごとに変わる棚と成分の話。
- 日焼け止めはいつまで塗る?9月に弱まるのはUVBだけです日焼け止めをいつまで塗るか迷ったら、紫外線の種類で考えます。9月に弱まったと感じるのは表皮で止まるUVBで、真皮まで届くUVAは曇りの日も窓を通ります。やめる日ではなく場面で数字を下げる目安まで。
- 秋の乾燥肌の原因|9月から頬がつっぱるのは、肌の壁にすき間ができるから9月から頬がつっぱる秋の乾燥肌の原因は、肌の壁のすき間です。肌の外側はラップ2枚ぶんほどの厚さで、すき間を埋めるセラミド(水をつかむ脂)が減ると水が逃げます。何が減るのか、なぜ減るのか、どう埋めるのかまで。
- 毛穴の詰まり・開き・黒ずみの見分け方|鏡の前でする3つの動作毛穴の詰まり・開き・黒ずみは、原因が別です。指で引っぱる、顔を上に向ける、横から光を当てる。鏡の前の3つの動作での見分け方と、夏に詰まりが増える理由、洗う回数と温度の目安まで。
- くすみの原因と見分け方|夏の終わりに顔が暗く見える3つを順番に疑う夏の終わりのくすみは、古い角質・糖化・血流の3つに原因が分かれます。元に戻るまで血流は1日、角質は数週間、糖化は数か月。3つの見分け方と疑う順番、日焼けの色との違いまで。