暮らしの知恵ノート

ふるさと納税のノドグロ(アカムツ)、脂は産地と1尾の重さで見る

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ふるさと納税の返礼品(寄付のお礼に届く品)でノドグロを探すと、「アカムツ」と書かれたページも並びます。旬は秋だという話も、冬だという話も目にします。どれを選べば脂ののった1尾が届くのか、迷いますよね。

ノドグロの脂の量は、獲れた月よりも、獲れた海と獲り方で大きく分かれます。島根県水産技術センターの調査で分かったことです。

同じ海で獲れたものなら、次に見るのは1尾の重さです。重い魚ほど、脂の多い傾向があります。

返礼品のページで見るのは、産地・獲り方・1尾のグラム数の3つです。

この記事はこんな方に向けて書いています

  • ノドグロとアカムツが同じ魚なのか知りたい
  • 脂ののったノドグロを、返礼品のページから選びたい
  • 生のノドグロが届いた日に、何をすればよいか知りたい

ノドグロとアカムツは同じ魚です

アカムツが図鑑に載る名前で、ノドグロは呼び名です。京都府農林水産技術センター海洋センターによると、口の中が黒いことからノドグロと呼ばれています。

アカムツは、日本海では青森県から南、太平洋では北海道から南の海にいて、どちらも九州の南の岸まで広く分布します。

日本海で獲れるアカムツの80%以上は、島根県と山口県の水揚げです。返礼品にも、島根県浜田市・大田市・江津市のページが多く並びます。

宮崎県川南町のように、太平洋側の漁港から届くノドグロもあります。

脂の量は、月より産地と漁法で分かれます

島根県水産技術センターの調査では、ノドグロの脂の量は、季節による違いよりも産地や漁法による違いのほうが大きいという結果でした。

浜田市の資料には、浜田沖のノドグロとほかの海域のノドグロの脂質含有量(身に含まれる脂の割合)が並んでいます。

獲れた海と時期 1尾の重さ 脂質含有量
浜田沖の底びき網・8月 400g 26.6%
B地区・6月ごろ 400g 5.6%
C地区・7月ごろ 400g 5.7%
浜田沖の底びき網・8月 200g 22.5%
浜田沖の底びき網・8月 100g 18.3%

同じ400gでも、浜田沖の魚の脂は、ほかの2地区の4倍以上。ただし資料では、比べた月もずれています。

浜田市の説明では、浜田沖には栄養の多いプランクトンが多く、それを食べて育つので脂がのるとのこと。

新潟県は、アカムツを「年中旬」と紹介し、そのうえで秋がいちばんおいしい時期と言われていると書いています。

では、秋に申し込めば脂の多いノドグロが届くのですか

月だけでは決まりません。どこの海で、何の漁で獲った魚かを先に見てください。

同じ浜田沖なら、重い魚ほど脂が多い傾向があります

産地が同じなら、次に脂の量を分けるのは1尾の重さです。上の表でも、8月の浜田沖の魚は100gで18.3%、400gで26.6%です。

同じセンターの資料には、もうひとつ注意が書かれています。脂の量は1尾ごとの差が大きく、200〜300gの魚どうしでも、30%を超える魚と数%しかない魚が混ざっています。

重さは、脂の量を外しにくくするための目安です。重い魚を選んでも、1尾ずつの脂の量までは決まりません。

浜田では、50〜150gほどの小さいノドグロを「メッキン」と呼んでいます。同じ資料は、煮付けや焼き物用の大きさを200〜300gとしています。

底びき網の魚は小さく、釣りの魚は大きい傾向があります

獲り方によって、獲れる魚の大きさにも差が出るんです。京都府の海洋センターは、京都府で獲れたアカムツの値段を獲り方ごとに比べました。

底びき網は、海の底に網を引いて獲る漁です。京都府の底びき網のアカムツは、1kgあたり2,000〜3,000円ほどで取引されています。

釣りや延縄で獲ったアカムツは、平成29年に1kgあたり9,000円を超えました。資料は、釣りのほうが大きい魚を中心に獲っていることを理由に挙げています。

1尾の値段も、大きさでまったく違います。京都府舞鶴市場の取引では、体長20cmで約1,000円、30cmで約5,000円でした。

宮崎県川南町のノドグロは、1尾ずつ釣って水揚げした魚です。ページの内容量は約1kgで、大サイズなら2匹、小サイズなら4〜5匹が入ります。サイズは選べません。宮崎県川南町 のどぐろ 約1kg(冷蔵)のページで、届き方を確かめてください。

宮崎県川南町 のどぐろ 約1kg(冷蔵)

寄付額50,000円

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生のノドグロが届くのは、8月中旬から翌年5月ごろまでです

生のノドグロは、漁が休みになる夏には届きません。返礼品のページにも、夏に送れない期間が書かれています。

島根県浜田市のページは、5月1日〜8月25日を禁漁期間として、着日の指定を受けていません。江津市のページは、6月〜8月中旬は禁漁のため発送できないと書いています。

大田市のページは、申し込みを9月1日〜4月30日に受け付け、9月〜5月に発送します。

浜田市のブランド「どんちっちノドグロ」も、8月から翌年5月までに沖合の底びき網で獲った魚に限られます。1尾80g以上であることも条件です。

京都府の資料では、アカムツが卵を産む時期の中心は8〜9月です。京都府の底びき網のアカムツ漁は9月1日に解禁され、9〜10月に水揚げが集中します。

返礼品は、鮮魚・一夜干し・冷凍の3つの形で届きます

ノドグロの返礼品は、生のまま冷蔵で届く鮮魚、開いて干した一夜干しや干物、凍らせた切り身や刺身の3つに分かれます。

楽天でノドグロの返礼品を探すと、目立つのは一夜干しのページ。一夜干しは、焼くだけで食べられます。

島根県の水産技術センターは、脂質が10〜15%の魚を開き干しなどの加工品に、それより多い魚を鮮魚に回す分け方を提案しています。

この記事で紹介するのは、旬の魚として生で届く鮮魚です。一夜干し・干物・冷凍品は、商品枠には出ません。

一夜干しのほうが、届いてから楽そうです

焼くだけで済むのは一夜干しです。生の鮮魚は、刺身や煮付けを自分で作りたい人に向きます。

1尾の重さは、合計の重さを尾数で割って出します

鮮魚のページには、「合計◯g」と「◯匹」が並べて書かれています。1尾の重さは、合計を尾数で割ると出せます。

浜田市の鮮魚のページは、800g程度で3〜4匹、1.2kg程度で3〜5匹です(2026年10月時点)。割ると、800gのほうは1尾200〜270gほど、1.2kgのほうは240〜400gほど。

1.2kgのほうが、1尾の重さの幅が広くなります。重い魚が入れば400g近く、5匹なら240gほどです。

浜田市のページによると、届く魚の大きさや数は、水揚げによって注文の表示とずれることがあります。レビューには、1.2kgを頼んだのに重さが届いていなかったという声もあります。

浜田市の島根県浜田市 のどぐろ(鮮魚・冷蔵)は、はらわたとウロコを取って冷蔵で届きます。レビューは9件、評価は4.33(2026年10月時点)。

島根県浜田市 のどぐろ(鮮魚・冷蔵)

寄付額24,000円

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1尾が重くなると、1kgあたりの寄付額も上がります

島根県大田市には、1尾の大きさで分けた鮮魚のページが3つあります。寄付額を、合計の重さ1kgあたりに直して並べます(2026年10月時点)。

中身 合計の重さ 寄付額 1kgあたり
150〜180gを4尾 600〜720g 20,000円 約2.8万〜3.3万円
200〜250gを2尾 400〜500g 19,000円 約3.8万〜4.8万円
300〜350gを2尾 600〜700g 38,000円 約5.4万〜6.3万円

合計の重さがほぼ同じでも、1尾が300g台になると寄付額は2倍近くになります。

量を食べたいなら、小さい魚の4尾です。脂を目当てにするなら、1尾の重さが大きいページを選んでください。島根県大田市 のどぐろ 2尾 300〜350g(冷蔵)は、1尾300〜350gを2尾、一度も凍らせずに送るページです。

島根県大田市 のどぐろ 2尾 300〜350g(冷蔵)

寄付額38,000円

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丸のままで届く魚は、届いた日にさばく手間がかかります

鮮魚のノドグロは、届いたときの状態がページごとに違います。

浜田市の鮮魚は、はらわたとウロコを取った状態で届きます。丸のままがよければ、申し込みのときに書き添えてください。

大田市の鮮魚は丸のままで、ウロコ取り・内臓の除去・頭落としを希望すれば頼めます。川南町のページは、鮮度を保つために内臓を取らずに送ると書いています。

丸のまま届いた魚は、ウロコと内臓を自分で取ってから料理します。魚をさばくのが苦手なら、下処理済みのページか、処理を頼めるページを選んでください。

刺身にできるかどうかは、ページに書いてあります

生で届くノドグロでも、どのページも刺身にできるわけではありません。

大田市のページは、一度も冷凍しないので刺身でもおいしいと書いています。江津市の鮮魚のページは、ノドグロは加熱調理して食べるよう書いています。

刺身で食べたいなら、ページに刺身の食べ方が書いてあるかを申し込む前に読んでください。書いていないページの魚は、煮付けや塩焼きで食べてください。

冷蔵で食べられる日数は、ページごとに数え方が違います

生のノドグロは、届いてから数日のうちに食べます。ページの書き方は、数えはじめる日がそろっていません。

産地 冷蔵で食べる期限 食べきれないとき
浜田市 発送日から2日目まで 冷凍で1か月
大田市 到着から2日 書かれていない
江津市 出荷日から4日 冷凍で、出荷日から1か月
川南町 冷蔵で5日間 書かれていない

浜田市の鮮魚は、北海道・東北・関東などへは届くまでに2日かかります。期限は発送日から数えるので、届いてから冷蔵で置ける日数は短くなります。

大田市の鮮魚は、水揚げしだい送るので、届く日を指定できません。川南町のページも日付の指定を受けておらず、海の状態によって発送まで1〜2か月かかることがあると書いています。

届く日が分からないと、受け取れるか心配です

江津市のページは、出荷の時期になるとメールで知らせると書いています。浜田市のページは、受け取れる日と時間を備考欄に書くよう求めています。

よくある質問

Q. ノドグロとアカムツは、違う魚ですか?

同じ魚です。アカムツが図鑑に載る名前で、口の中が黒いことからノドグロと呼ばれています。

Q. ノドグロの旬はいつですか?

新潟県は「年中旬」と紹介し、秋がいちばんおいしいと言われていると書いています。生のノドグロが届くのは、夏の禁漁が明ける8月中旬から翌年5月ごろまでです。

Q. 夏に申し込むと、いつ届きますか?

ページによって違います。大田市のページは、申し込みを9月1日〜4月30日に受け付けるので、夏には申し込めません。江津市の鮮魚は、6月〜8月中旬は禁漁で送れないので、夏の申し込みは8月中旬以降の発送になります。

Q. 小さいノドグロは、脂が少ないのですか?

浜田市の資料では、8月の浜田沖の魚は100gで18.3%、400gで26.6%です。ただ、1尾ごとの差も大きく、同じ重さでも脂の量はそろいません。

Q. 届いた日に食べきれないときは、どうしますか?

浜田市と江津市のページは、冷凍して1か月のうちに食べるよう書いています。ほかのページは、届いた品の説明に従ってください。

まとめ

申し込む前に、返礼品のページで産地と1尾のグラム数を確かめてください。

10月に旬を迎えるほかの海の幸は、10月の魚介・海鮮に並べています。

冬の品が増える月は、11月の魚介・海鮮にあります。

12か月ぶんは魚介・海鮮の旬カレンダーにまとめました。脂を重さで見る話は、寒ブリの記事にも書いています。

この記事で挙げたものを、もう一度並べます。

島根県浜田市 のどぐろ(鮮魚・冷蔵)

寄付額24,000円

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島根県大田市 のどぐろ 2尾 300〜350g(冷蔵)

寄付額38,000円

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宮崎県川南町 のどぐろ 約1kg(冷蔵)

寄付額50,000円

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