かかと・ひじのクリームの選び方|硬さ・粉ふき・ひび割れ別に使うもの
読み終わると、かかとの角層(肌のいちばん外側にある、はがれ落ちる手前の細胞の層)が顔よりずっと厚いことが分かります。顔用の乳液では届かないわけと、選ぶ尿素の濃さも分かります。
何が起きているか
はいたばかりのストッキングが、かかとのざらつきに引っかかって伝線する。サンダルを履くのをためらう季節に、かかとのガサガサがいちばん気になります。
ガサガサは、かかとのいちばん上の層(角層=肌のいちばん外側にある、はがれ落ちる手前の細胞の層)が、厚く硬くなった状態です。
その厚みがあるぶん、顔と同じ保湿クリームを塗っても、表面で止まってしまいます。

かかとの角層は、顔の角層よりずっと厚くなっています。顔の角層が0.02ミリほどなのに対し、かかとの角層は1ミリを超えることもあります。
歩くたびに体重がかかって靴とこすれるので、はがれ落ちるはずの細胞がかかとに残っていく。
同じ「乾燥」でも、顔は表面をうるおせば足りますが、かかとは硬くなった角層をやわらかくするところからです。
顔と同じものを塗るより、かかと用と書かれたものを選ぶほうが、厚い角層に合っています。
仕組みからくわしく読むならささくれの原因と見分け方|甘皮を切らない理由と爪囲炎のサインへ。
チェックするポイント(効能)
効能とは、その商品が「何をするもの」として売られているかを表す言葉です。 パッケージに書ける効能は法律で決まっていて、区分ごとに中身が違います。 区分は、化粧品(いまの状態を保つもの)、医薬部外品(国が効き目を認めた成分が、 決まった量だけ入ったもの。パッケージに「薬用」と書かれています)、 一般用医薬品(薬局・ドラッグストアで買える薬)の3つです。 下の表の言葉がパッケージにあるものは、この悩み向けに作られています。
| 区分 | パッケージに書ける効能 |
|---|---|
| 一般用医薬品 | 「手指のあれ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、さめ肌」 |
| 医薬部外品(薬用) | 「肌あれ・あれ性、皮膚の乾燥を防ぐ」 |
かかとは3つに分かれます。硬く厚くなっただけなら、手に取るのは尿素10〜20%と書いてあるかかと用クリームです。粉をふいているなら、水を抱えこむヘパリン類似物質の入ったものを選びます。かかとが割れて血がにじんでいるなら、尿素はしみるので選びません。血がにじんでいるあいだは、箱に「ひび・あかぎれ」と書いてある医薬品を選ぶか、皮膚科へ行ってください。割れ目が閉じてきたらワセリンで表面をおおい、閉じきってから尿素へ戻します。尿素のかかと用クリームで、箱に「ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症」と書いてあるのは医薬品(多くは第3類医薬品)です。
チェックするポイント(成分)
- 尿素 … 角質(はがれ落ちずに残った表面の細胞)をやわらかくします。かかと用のクリームなら、表示は尿素10〜20%です
- ヘパリン類似物質 … 水分を抱えこむ保湿の成分で、医薬品か医薬部外品として売られています。粉をふいているときに選ぶなら、医薬品の箱の効能・効果の欄に「乾皮症」とあるものです
- ワセリン … 表面をおおって、水分の逃げ道をふさぎます。割れているところにもしみにくい油です
気をつけること
かかとが割れて血がにじんでいるときは、箱に「ひび・あかぎれ」と書いてある医薬品を選ぶか、皮膚科へ行ってください。割れ目が閉じてきたら、ワセリンなどで表面をおおいます。
尿素は、割れて開いたところにしみます。硬くなったかかとを削るのは、ふやけた入浴後ではなく、乾いているときです。一度に厚く削らず、薄く落としてください。
軽石ややすりを深く当てると、痛みが残ります。かかと用のクリームは尿素10〜20%と濃いので、顔には塗りません。
糖尿病で足の感覚が鈍い方は、かかとを自分で削らず、医療機関で相談してください。
かかと・ひじのガサガサにおすすめの商品
下に並べたのは、硬く厚くなったかかと向けの尿素クリームです。かかとが割れているときは、割れ目が閉じてから尿素クリームを使ってください。
商品は楽天で探して、★4.3以上のものを、レビューの多い順に並べています。 ★の数も価格も、売り切れかどうかも日ごとに書き替わります。押した先の商品ページで、いまの表示を確かめてください。
肌に合わないときは使用を中止し、症状が続くときは皮膚科へ。
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