ニキビの化粧品の選び方|段階別に使うもの
読み終わると、いまのニキビが4つの段階のどこにいるかが分かります。箱に「ニキビを防ぐ」と書いてある1本を使う時期と、皮膚科へ行く時期を、自分で決められます。
何が起きているか
同じ場所に、治りかけては、また赤いニキビができる。人と話すときに気になって、つい手で隠してしまいます。
詰まった毛穴の中でアクネ菌(もともと肌にいる菌)が増えると、まわりの皮膚まで赤く腫れます。毛穴を詰まらせるのは、思春期なら増えた皮脂です。
大人なら、乾燥ではがれ落ちにくくなった肌の表面が、毛穴の口をふさぎます。

毛穴の出口が古い角質(はがれ落ちずに残った肌の表面)でふさがると、出られなくなった皮脂が中にたまります。毛穴の中は空気が少ないのでアクネ菌が増え、毛穴のまわりの皮膚が赤く腫れる。
4つの段階は、①毛穴の出口がふさがる、②中に皮脂がたまる、③アクネ菌が増える、④炎症になる、の順です。目で見て気づけるのは③からで、①と②の段階では鏡を見ても分かりません。
だから、①②で手に取るものと、③④でやることは別です。①②のうちに毛穴を詰まらせないようにすると、ニキビは③④まで進みません。
目で見て分かる③④まで進んだニキビは、皮膚科で見てもらってください。
チェックするポイント(効能)
効能とは、その商品が「何をするもの」として売られているかを表す言葉です。 パッケージに書ける効能は法律で決まっていて、区分ごとに中身が違います。 区分は、化粧品(いまの状態を保つもの)、医薬部外品(国が効き目を認めた成分が、 決まった量だけ入ったもの。パッケージに「薬用」と書かれています)、 一般用医薬品(薬局・ドラッグストアで買える薬)の3つです。 下の表の言葉がパッケージにあるものは、この悩み向けに作られています。
| 区分 | パッケージに書ける効能 |
|---|---|
| 医薬部外品(薬用) | 「ニキビを防ぐ」 |
| 一般用医薬品 | 「吹き出物、ニキビ」 |
いま赤く腫れたニキビが無いなら、箱に「ニキビを防ぐ」と書いてある医薬部外品を取ります。いま赤く腫れたニキビがあるなら、箱に「にきび」と書いてある一般用医薬品の棚へ移ります。
チェックするポイント(成分)
- イソプロピルメチルフェノール … 医薬部外品に入っている成分です。まだニキビが出ていない毛穴に向けて使います
- グリチルリチン酸2K … 箱に「ニキビを防ぐ」と書ける医薬部外品に入っています。こちらも、ニキビが出る前に使う側です
- サリチル酸 … 毛穴の出口に重なった古い角質を取る、医薬部外品の成分です。ニキビが出る前に使います
- イブプロフェンピコノール … いま赤く腫れているニキビに向けた、一般用医薬品の成分です
気をつけること
赤く腫れたニキビを、指でつぶさないでください。つぶしたところに跡が残ります。「ニキビを防ぐ」と書いてある医薬部外品は、まだニキビが出ていない毛穴に向けたものです。
いまできているニキビに使う効能は、箱に書かれていません。前髪やマスクが当たる場所は、こすれて赤みが長引きます。前髪は分けて、おでこに触れないようにします。
マスクは、縁が毎日同じ線に当たらないよう、位置をずらしてください。2週間たっても赤みが引かない、ニキビの数が増える、押すと痛むときは、皮膚科で見てもらってください。
新しく買った化粧品は、1つずつ試します。同時に2つ替えると、どちらが肌に合わなかったのか分かりません。
ニキビにおすすめの商品
下に並べた商品は、まだニキビが出ていない毛穴を詰まらせないための洗顔料です。すでに赤く腫れているニキビに使う効能は、この洗顔料の箱には書かれていません。いま赤く腫れたニキビがあるなら、「にきび」と書いてある一般用医薬品の棚へ移ってください。2週間たっても赤みが引かないときは、皮膚科へ行ってください。
商品は楽天で探して、★4.3以上のものを、レビューの多い順に並べています。 ★の数も価格も、売り切れかどうかも日ごとに書き替わります。押した先の商品ページで、いまの表示を確かめてください。
肌に合わないときは使用を中止し、症状が続くときは皮膚科へ。
この悩みを掘り下げた記事
- 9月に増える大人ニキビ。毛穴をふさぐのは皮脂ではなく、はがれ落ちなかった角質です
大人のニキビは、乾燥ではがれ落ちにくくなった角質が毛穴の出口をふさぐところから始まります。詰まる・たまる・菌が増える・炎症の4段階と、段階ごとに変わる棚と成分の話。
ほかの悩み
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- 赤み・酒さ 読み終わると、頬の赤みが一時的なものか、数週間続いているものかが分かります。そのうえで、いま使っている化粧品を替えるのが先か、皮膚科で見てもらうのが先かが決まります。
- テカリ・皮脂 読み終わると、いまのテカリが皮脂の出しすぎなのか、落としすぎの反動なのかが分かります。洗う回数を増やす以外の手も見つかります。
- 目の下のクマ 目の下に塗るものは、クマの種類で選び分けます。茶クマなら、箱に「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」と書いてある医薬部外品です。黒クマなら、箱に「うるおいを与える、ハリを与える」と書いてある化粧品です。青クマは、塗るものより温めることと睡眠が先です。
- 肌あれ 読み終わると、いつもの化粧水が急にしみるときは、先に肌の側を疑えばよいと分かります。荒れている間にやめる化粧品も決まります。
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- 日焼け・UV対策 日焼け止めは、SPFの数字とPAの+の数が、両方とも箱に出ているものから選びます。屋内で過ごす日はSPF20〜30・PA++、外を歩く日はSPF30〜50・PA+++、海や炎天下ならSPF50・PA++++が目安です。SPFとPAが防ぐ相手の違いと、1回に塗る量もまとめました。
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