くすみの化粧品の選び方|血のめぐり・古い角質・糖化別に使うもの
くすみに使うものは、原因で選び分けます。血のめぐりか古い角質(はがれ落ちずに残った肌の表面の細胞)を疑うなら洗顔料、糖化を疑うなら美容液です。糖化とは、余った糖がたんぱく質とくっついて、肌に黄色っぽい色がつくことです。箱に書ける効能の違いと、答えが出るまでの日数が短い順に試す理由もまとめました。
何が起きているか
同じメイクなのに、夕方の鏡で顔だけ黄ばんで見える。首の横に手を当てて比べると、顔のほうが一段暗く見えます。
顔が暗く見える原因は、血のめぐり・古い角質(はがれ落ちずに残った肌の表面の細胞)・糖化の3つです。日焼けでついた色は、この3つには入りません。
日焼けの色が気になる方は、シミ・そばかすのページへ移ってください。寝不足や残業が続いたあとだけ顔が暗く見えるなら、血のめぐりから試してください。3つのうち、いちばん早く答えが出ます。

図の3本の帯は、血のめぐり・古い角質・糖化の3つで、答えが出るまでの日数を比べたものです。ここでいう答えとは、その手当てが自分に合っていたかどうかです。
血のめぐりなら、1日で見分けがつきます。古い角質は、はがれ落ちるのを待つので、肌が入れ替わる4週間が目安です。糖化は2〜3か月かかります。
だから、日数の短い順に1つずつ試すと、合わないものを長く使わずに済みます。3つを同時に始めると、顔の見え方が変わったときに、どれが自分に合っていたのか分かりません。
チェックするポイント(効能)
効能とは、その商品が「何をするもの」として売られているかを表す言葉です。 パッケージに書ける効能は法律で決まっていて、区分ごとに中身が違います。 区分は、化粧品(いまの状態を保つもの)、医薬部外品(国が効き目を認めた成分が、 決まった量だけ入ったもの。パッケージに「薬用」と書かれています)、 一般用医薬品(薬局・ドラッグストアで買える薬)の3つです。 下の表の言葉がパッケージにあるものは、この悩み向けに作られています。
| 区分 | パッケージに書ける効能 |
|---|---|
| 医薬部外品(薬用) | 「肌を整える、皮膚をすこやかに保つ」 |
| 化粧品 | 「うるおいを与え、肌にツヤを与える」 |
手に取るのは、箱に「肌を整える、皮膚をすこやかに保つ」と書いてある、薬用(医薬部外品)のほうです。「うるおいを与え、肌にツヤを与える」とだけ書いてある化粧品は、肌の表面にうるおいを足すまでのものです。どちらの箱にも、いま出ている暗さが消えるとは書けません。だから、どれを先に使うかは、箱の言葉ではなく、血のめぐり・古い角質・糖化のどれを疑うかで決めてください。
チェックするポイント(成分)
- 炭酸 … 3つのうち血のめぐりを疑う人に向けて、洗顔料やパックに入っています。手をつけてから1日で、合うかどうかが分かります
- グリコール酸(AHA) … 表面に残った古い角質をはがれやすくします。答えが出るまでに4週間かかります
- ビタミンC誘導体(ビタミンCを肌に入りやすく変えたもの) … 糖化を疑うときに選ぶ美容液に入っています。答えが出るまでに2〜3か月かかります
- ナイアシンアミド(ビタミンB3の仲間) … 乾燥が重なって暗く見えるときに選ぶ成分です。化粧水・美容液に入っています
気をつけること
血のめぐり・古い角質・糖化の3つに、同時に手をつけないでください。3つとも続けたままだと、合わないものを何か月も使うことになります。
答えの出る日数が短い順に、血のめぐり(1日)→古い角質(4週間)→糖化(2〜3か月)と、1つずつ試してください。くすみをこすって落とそうとしないでください。
肌をこすると小さな炎症が起き、色のもとになるメラニン(肌の色をつくる色素)が増えます。その色が抜けきる前にまたこすると、色がそこに残り、前より暗く見えるようになります。
くすみにおすすめの商品
下に並べたのは、顔を洗うものです。3つのうち、血のめぐりと古い角質から始める人に向いています。糖化でついた色は、洗って落ちる汚れではありません。糖化を疑うなら、ビタミンC誘導体と書いてある美容液の棚へ移ってください。
商品は楽天で探して、★4.3以上のものを、レビューの多い順に並べています。 ★の数も価格も、売り切れかどうかも日ごとに書き替わります。押した先の商品ページで、いまの表示を確かめてください。
肌に合わないときは使用を中止し、症状が続くときは皮膚科へ。
この悩みを掘り下げた記事
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夏の終わりのくすみは、古い角質・糖化・血流の3つに原因が分かれます。元に戻るまで血流は1日、角質は数週間、糖化は数か月。3つの見分け方と疑う順番、日焼けの色との違いまで。
ほかの悩み
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- シミ・そばかす シミ・そばかすに使う美容液は、箱に「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」と書いてある医薬部外品から選びます。いま顔にあるシミを薄くする、と箱に書ける化粧品・医薬部外品はありません。気になるシミがあるときは、皮膚科で相談してから決めます。
- シワ 読み終わると、いまのシワが乾燥による小ジワか、真顔でも残る深いシワかを、鏡の前で見分けられます。塗って届く範囲と、塗っても届かない範囲も分かります。
- ニキビ 読み終わると、いまのニキビが4つの段階のどこにいるかが分かります。箱に「ニキビを防ぐ」と書いてある1本を使う時期と、皮膚科へ行く時期を、自分で決められます。
- たるみ 読み終わると、顔を支えているのが皮膚の弾力・皮下脂肪・骨の3つだと分かります。化粧品を塗って手が届くのは、そのうち皮膚の弾力だけです。
- 乾燥 乾燥肌の化粧水は、水を足すだけのものより、成分表示にセラミド(水をつかんで離さない脂)と書いてあるものを選びます。顔がつっぱるだけなら化粧品の棚で足り、粉をふく・ひび割れているなら塗り薬の棚へ移ります。化粧水のほかに何を買い足すかも決まります。
- 赤み・酒さ 読み終わると、頬の赤みが一時的なものか、数週間続いているものかが分かります。そのうえで、いま使っている化粧品を替えるのが先か、皮膚科で見てもらうのが先かが決まります。
- テカリ・皮脂 読み終わると、いまのテカリが皮脂の出しすぎなのか、落としすぎの反動なのかが分かります。洗う回数を増やす以外の手も見つかります。
- 目の下のクマ 目の下に塗るものは、クマの種類で選び分けます。茶クマなら、箱に「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」と書いてある医薬部外品です。黒クマなら、箱に「うるおいを与える、ハリを与える」と書いてある化粧品です。青クマは、塗るものより温めることと睡眠が先です。
- 肌あれ 読み終わると、いつもの化粧水が急にしみるときは、先に肌の側を疑えばよいと分かります。荒れている間にやめる化粧品も決まります。
- かかと・ひじのガサガサ 読み終わると、かかとの角層(肌のいちばん外側にある、はがれ落ちる手前の細胞の層)が顔よりずっと厚いことが分かります。顔用の乳液では届かないわけと、選ぶ尿素の濃さも分かります。
- 日焼け・UV対策 日焼け止めは、SPFの数字とPAの+の数が、両方とも箱に出ているものから選びます。屋内で過ごす日はSPF20〜30・PA++、外を歩く日はSPF30〜50・PA+++、海や炎天下ならSPF50・PA++++が目安です。SPFとPAが防ぐ相手の違いと、1回に塗る量もまとめました。
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